チームの状況を明確にするためにインセプションデッキの一部を使って話してみた
なぜインセプションデッキを作ろうと思ったか
1. 今後やることなどを考える余力がでてきた
やらなきゃいけないことが山住みで、何をしたいか考える余裕もなくただ作るしかなかった。
状況が変わってきた。
やりたいことを考える余裕ができた時てきて、やるタスクどうしよっかねー・・・って話に。
そこでチームの方向性をすり合わせて行きたいなという流れになった。
2. 良いチームメンバーだけどお互い何を考えているか知らない
優しく居心地がよく良いメンバーだとはチーム全員が思っているけど、それぞれがどんなことが得意で何して欲しいかなど(期待)が不明確で、なんかいい感じに空気読んでやってるけど、これでよかったんだっけという不安感があったり、ほんとはどういうところで頼っていいのか、どういうことがしたいのかがわからないという話があった。
方向性を決めて立ち向かっていく時辛い時は必ずくる。そういう時にこそ協力し合える関係を作っていくべきだなと(自分が)思っていた。
インセプションデッキのどの部分を作ったか
1. 我々はなぜここにいるのか
方向性を決めるためになんでここにいるんだっけ、どういうことを核として持っているチームなのかを明確にするための一歩目として作成
2. 俺たちのAチーム
チームメンバーが何を考えているのか、何が得意なのかなどを明らかにすることによって、頼ったり頼られたり、迷いなく行動したりするための一歩目にするために作成
上記以外のものについては、チームメンバーのやる施策ごとに変わると思うという話になり、今回は実施しないことにした。
反応はどうだったか
以下のような内容が出てきた。
- 目指すところ、立ち戻るところを言語化できたのはよかった
- これで迷いがなくなりそうな感覚を得た
- 「言語化したことを定期的に見直す」というところの具体的な取り組みも決めないと、いつの間にか忘れそうだなと思った
- こういったチームビルディングの方法があると知れてよかった
- 他のメンバーの考えを言葉で知れたのでよかった
- 自分の考えとメンバーの考えのギャップをすり合わせられたのは良かった
- こういった取り組みの「効果」を比較したい。やった場合とやってない場合の比較(これからやっていく)
- 自分たちの目指すところを短い言葉として表現することで、その内容が身近なものになり、日々の判断にある程度自信が持てそうと思った (言葉の選択をみんなで試行錯誤する過程も認識のすり合わせに効果があると感じた)
- 自分の仕事への関わり方が今の状態で大丈夫かなという不安がたまにあるので、メンバーから期待されることを教えてもらったことで、安心してその方向に進めると思った - 自分自身がチームにどんな貢献ができるのか、どんな役割が期待されているのか迷ったり悩んでしまう事があったので、よい取り組みだなと思いました。
どういう流れで作ったか
我々はなぜここにいるのか
それぞれが思うチームの我々がなぜにここにいるのか事前に考えてきてもらい発表
共通点をフセンにだしてみたり、どう言うものがキーワードになりそうかを話ながら並べる
キーワード一つ一つに対して、深掘りをする
叩きにするものを選んでチームとしての我々はなぜここにいるのかを明文化する
(かなり時間かかったので、早い段階で投票で誰のが叩きとして良さそうか選んで、そこから足したり引いたりするのが良いかもという話がふりかえりで出た)
俺たちのAチーム
スプレッドシートにあらかじめ以下をいれてもらう
- 自分はなぜここにいるのか
- このチームで実現させたい世界
- 自分は何が得意なのか
- 自分はどうやって貢献するつもりか
- 価値観と地雷(地雷とはxxされたら悲しいとか、怒るとかそういうもの)
- それぞれのチームメンバーに期待していること
当日はそのスプレッドシートを上から読んで、気になるところとか共感するところなど感想を言い合う
今後の話
やってよかったと言う声はあるので、また状況が変わったり時間がたつと考えも変わるのでそう言う時の変化を話したりする時にまたやると効果がありそうだなと思った。
実施後1ヵ月ぐらいたった個人的な感想
- お互いがどう言うところが得意だからお願いしようとか、やりたいとかそういう会話を聴く回数が増えた
- 地雷がどこかを覚えているので、あ。このパターンはxxさん嫌いなやつですね・・・!気をつけよみたいな会話が生まれている
- あまり話さないけど熱い想いを持っているから聞いてみようとか任せてみようとか考えられるようになって遠慮が減った(自分が)
もともとお互いを尊重するチームだったのもあるけど、 より変な距離感がなくなって、お互いの良いところを認識して具体的に活かし合おうとするような動きが見えるようになってきてとても良いなと思った。